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新しいバンドを始めるよ!と嬉しい報告のメールをくれたのは2019年の春ごろだった。あれから2年、THE VEEVERSの初リリース作品となるSTUPID PLOTSとのスプリット"SUPER DOOPER SPLIT CD !" をFIXING A HOLEとROADSIDE RECORDSで共同リリースすることが決定した。80年代から活動しているUKポップパンクレジェンド、THE VEEVERSのギターヴォーカル、JASON (ex-IDENTITY, ex-FUNBUG) に今回のリリースのことをはじめいろいろな話を聞いた。​(TEXT: Shogo Yamaguchi /2021) 

Q::Shogo Yamaguchi ( ROADSIDE RECORDS . STUPID PLOTS )

A::JASON  ( THE VEEVERS ) 

Translation :Kei Dohdoh ( FIXING A HOLE )

(Interview date: April 2021 )

Q1. 最初にThe Veeversの全てのメンバーと、サウンドのスタイルについて教えて下さい。
A. The Veeversはベースボーカルのダッチ(ex-Identityのイアン)がメインとなって、ほとんどの曲を書いて歌っている。彼はすごくクスクスと笑うヤツだよ。
それから、僕達はスチュー(ex-Rotunda/ex-Angry Bombs)という最高にクールなギタリストを加えた。
次はデイ(ex-Identity)って素晴らしいヤツだ。彼は僕が一緒にプレイしてきた中で最もグレイトなドラマーだよ!
そして、ギターボーカルのジェイソン(ex-Identity/Funbug)、めちゃくちゃ喋る。
おっと、5人目のVeeverとして重要なレコーディングを担当してくれたウォレンも挙げないとね。
彼は忍耐強くて、クールで、僕達と同じくらいおバカさんなんだ。
サウンドについては、Mega City FourやSenseless Things、The Sect/Skimmer、Pseudo Hippies/Wact、自分が昔に参加していた12th Wreckのようなメロディーに富んだパンクバンドを志向していて、それらに少しスカとハードコアのエッジを一緒にした物かな?

Q::Q2. The Veeversはどのようにスタートしましたか?
A. Identityが解散した後(イアンが脱退した最後のライブで僕は泣き叫んだ)、僕達は違うバンドで2~3年活動した。
退屈しちゃった僕はイアンにTeenage Bottle Rocketsのコピーバンドならどうかと誘ったんだ。
スチューもTBRが好きで良い声をしてるから彼もと考えていたんだけど、その案はイアンには自分達自身のバンドをやろうと断られちゃった。
彼はVandals Mutant Rampageってバンド名を付けようとしてたんじゃなかったかな?
でも、それに僕は反対してSkimmerのギタリストで(*僕の義理の兄弟でもある)アダムの名字からVeeversと名付けた。 
(*脚注:ジェイソンの奥さんとアダムの奥さんは姉妹なのです。)

【ADAM & JASON】

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Q3. Veeversはどのようにして曲を作っていますか?今回の4曲について教えて下さい。
A. 本当のところは知らないんだ。イアンは常に良い曲を提供し続けてくれているし、スチューも多くの曲を作ってくる、それで僕の曲も加えるって感じで。
でも、(3人のリードシンガーがいるから)歌う箇所については納得がいくまでしっかりとパート分けしてベストの物にしようとトライしている。
僕達はスティーブ(ex-Identity/Funbug)が運営するTop Bananaというリハーサルスタジオで練習している。彼は僕達の父親だよ!
録音はウォレンの自宅スタジオで行った。鶏や猫もいて、すごく楽しかったよ!

【STEVE & JASON】

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【WARREN'S STUDIO】

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Q4. 新型コロナウィルスの状況は良くなりませんね。練習やライブはどうですか?
A. うーん、もう1年以上練習が出来ていないよ。
スチューに2回会っただけで、他には誰とも会ってないかも?

Q5. 今回、"Super Dooper Split CD!"をリリースするにあたっての感想を教えて下さい。
A. 今、完成に向かっているんだけど、ブリリアントだよ!
特に、スプリットの相手は僕がめちゃくちゃ好きなSTUPID PLOTSなんだ!
もしかしたら、イギリスではSpeedowax Discsから7インチで出るかもね。

Q6. 次に個人的な質問を。人生で大切な(大好きな)アルバム、あるいはシングルは何ですか?
A. 難しい質問だね……だけど、The Toy Dollsの"Dig That Groove Baby"がフェイバリットだ。
すごく楽しくて、ブリリアントなアートワーク、僕は純粋にToy Dollsが大好きなんだ!
好きな7インチは、The Sectの"Never Go/Free England"だね。
僕の葬式では"Never Go"を3回流して皆でシンガロングして欲しい。

【OLGA(TOY DOLLS) & JASON】

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【THE SECT & IDENTITY】

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Q7.今までに見たショウで一番良かったのは何ですか?理由やエピソード、思い出を教えて下さい。
A. これも難しいな……Bad Newsのバーミンガムでのライブなんだけど、それについて説明するのが困難だね。
だから、1988年にHard Onsが初めてUKに来たウェールズのニューポート、TJ'sでのライブにしよう。
ブラッキーのギターはただただ驚異的で、ブリリアントな演奏者だ!僕は茫然とさせられて完全にブッ飛ばされたよ!

Q8. あなた自身のバンドでの最高のショウは何ですか?
A. むむむ、おそらく僕は2000回以上のライブをしてきたから、その中から選ぶのかぁ!
Bad Brainsのボーカル・HRをIdentityでサポートした時。彼等はとても親切だったよ!
FunbugでGreen Dayと共演した時(これ以上の言葉は不必要だろう!)、
12th Wreckというバンドにいた頃にThe Stupidsと共演した時。
(僕とマルクはStupidsを聴いてIdentityを始めたんだ!)
そして、VeeversでSTUPID PLOTSのUKツアーをサポート出来たら最高だね!!

【12th Wreck supporting THE STUPIDS / Jason is playing drums】

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【GREENDAY & FUNBUG Live at London 1993 / Flyer】

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Q9. 最初にバンドを始めた時に夢や目標などはありましたか?
A. 僕が14歳の時にマルク(Identity/12th Wreckのドラマー)と学校で出会って演奏する事を始めたんだ。
僕は孤独な変人で、学校でのマルクはイカれて、おかしなヤツだった。
(彼は高校に行くのすら難しくて追い払われたんだよ。)
学校でのパンクロッカーは僕達だけだったから、友達になるべくしてなった。
Lookout Recordsのシーンを知るまでは僕はまったく何の大志も抱いてなくて、そのレーベルから音源を出したいと思うようになった。
Funbugでリリースしてもらえたのは未だに信じられないよ。

【MALCOLM & JASON  1984】

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【The first Photo of Identity 1987】

The first foto of Identity 1987 (sitting

【FUNBUG/Tezbinetop 7"EP】

【LOOKOUT RECORDS】

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Q10. もう50歳になると思うんだけど、若い頃と同じようにVeeversでの夢や目標はありますか?
A. そう、今50歳だ。レコーディングをしてくれたウォレンの結婚式でVeeversが演奏する事に興奮しているよ!
日本へもまた行けると良いな!

Q11. CDを楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
A. ありがとう!!!! 動物を大切にしなきゃブッ殺すぜ!!!! ははは。
ショウゴ、ありがとう。Fixing A Holeのケイにも大きな愛を。

​About【STANDING TALK AT ROADSIDE】➡ HERE

【THE VEEVERS / Big Man  Lyric Video】

【THE VEEVERS /Girl From Hackney (lyric video)】

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