
THE NERDY JUGHEADS のことを知ったのは自分たちSTUPID PLOTSがライブ活動を再始動した頃だった。最初に聴いた時アメリカのポップパンクバンドかと思うほどのカッコ良さに驚かされた。2017年に JAGGER HOLLY のジャパンツアーでライブを一緒にやらせてもらえる機会があってその後自分たちの企画PUNK合宿GIGに参加してくれた。そして2019年には多数のバンドが集結したIKEBECKでのTHE NERDY JUGHEADS 企画に声を掛けてくれた。どこで観ても熱くも正確なライブパフォーマンスは本当に素晴らしい。そしてジャンルや世代や地域にこだわらずどんどん繋がりを広げていくそんな活動姿勢も最高だ。海外のポップパンクファンからも熱い支持を得るTHE NERDY JUGHEADS のヨッシー君にいろいろな話をしてもらった。
( TEXT : Shogo Yamaguchi (ROADSIDE RECORDS . STUPID PLOTS ) 2021 )
Q : Shogo Yamaguchi ( ROADSIDE RECORDS / STUPID PLOTS )
A : YoshiSucks ( THE NERDY JUGHEADS / The Living Dummies )
(Interview date: December 2021 )
Q1. 自己紹介と今やっている音楽活動(バンド・ソロ等)について教えて下さい。
A. The Nerdy JugheadsとThe Living Dummiesというバンドでギターとボーカルを担当しているYoshiSucksです。
友達からはヨッシーと呼ばれています!好きなものは、阪神タイガースとビールと前田愛とアメリカです!よろしくおねがいします!
Q2. コロナの状況も長引いてきました。この間バンド活動やプライベートどのように過ごしてきましたか?
A. まだ現時点でもライブや練習はできていない状況です。ただ、あんまりネガティブには考えていなくて、今やれることをやろうって感じですね。
コロナ禍での唯一の活動としては、Mutant Pop Recordsのトリビュートに参加しました。 After School SpecialのWrongという曲をスタジオで録ったのですが、久しぶりに大きな声を出せて楽しかったです(笑)
コロナ直前くらいから、新しいドラムとしてRyosuke(Pelotan、Woodcocks)が加入したのですが彼が参加した最初の作品ですね!「もしAfter School Specialの曲をEnemy You時代のDavid Jonesがやったら」というテーマでやってみたのでよければ聴いてみてください。
コロナ禍でとても残念だったことは、イタリアのOn MY Armsの来日ミニツアーを企画していたのですが、キャンセルになってしまったことです。彼らも自分たちも楽しみにしていたので残念です。
Q3. NERDY JUGHEADSの曲、サウンドは海外のポップパンクを聴いているようです!意識している点はありますか?
A. ありがとうございます!アメリカをはじめとした海外のバンドに影響を受けているので、そう言ってもらえるのはとても嬉しいです。意識というほど特別に大層なことは無いですね!ただ、言葉での表現が難しいのですが、細かい部分でのこだわりが多い気がします。。すごく抽象的ですが、表面的な音よりも、内面的なものをとても大事にしています。
Q4. 海外のバンドとの共演も多いと思います。NERDY JUGHEADS招聘のJAGGER HOLLY JAPAN TOURなど何かエピソードもあったら教えて下さい。(海外のバンドの意識や姿勢など違いを感じる点はありますか?)
A. Jagger Hollyは初めて自分自身で海外のバンドをオーガナイズしたのでとても思い出がありますね。私自身、Jagger Hollyの大ファンであることはもちろんですが、前身バンドのJohnie3時代からのファンなので実現できて感無量でした。
バンドメンバーや各地でイベントを開催してくれたみなさん、waterslideのカズさんはじめ、いろいろな方のサポートのおかげですね。
エピソードは多すぎて書ききれないですが、ひとつだけあげるとするなら、みんなでカラオケに行ったことですね!ドラムのMarcoがツアー中でも特にべロベロだったり、ボーカルのJayもコスプレしてノリノリだったりで、楽しかったです。このときの様子はJagger HollyのThe Last Of The International PlayboysというアルバムのLPのジャケット写真にもなったので見てみてください!私と大ちゃん(Sweet Children、The Hathaways)も写っています!
海外のバンドとの共演で特に感じることが多いのですが、どんな機材でも同じ音を出すということですね。 Jagger Hollyの来日のときもそれを感じました。ギターはMatt(DeeCracks)だったのですが、どの公演でも、JC(Roland Jazz Chorus)でも、マーシャルでも塊感があってパワーのあるMattのギターの音なんですよね。さすが百戦錬磨のツアーバンドだなと思いました。

【NERDY JUGHEADS & JAGGER HOLLY (ツアーファイナル後)】


Q5. コロナ前の2019年12月IKEBECKの企画にはSTUPID PLOTSとSakuraも参加させてもらってありがとうございました!たくさんのポップパンク&メロディックバンドが集結した最高のイベントでした!あの企画について経緯など教えて下さい。
A. その節は遠路からありがとうございました!あのイベントを開催した経緯は、オリジナルメンバーとしてドラムを叩いてくれていたプルコギの脱退ラストライブというのと、ずっとお世話になっていた秋葉原のスタジオリボレPart2(Ikebeck)が閉店しまうから最後になんかやりたいね、というのがきっかけでした。
あとは、お世話になったバンドたちでまだつながっていなさそうな人たちを一同にして、フェス的に盛大にやりたいというのもありました。今思い返してもとてもいいバンドばかりで、とても我々らしいイベントができたと思います!

Q6. バンドを始める前や始めたばかりの頃(若い頃)にはライブハウスにどんなライブを見に行ったりしていましたか?そのころはどんなバンドやシーンを意識していましたか?
A. 実は、バンドを始める前はライブは1回しか見に行ったことがなくて。。。その1回はPaul Gilbertのソロライブでした(笑)
ライブハウスへはオリジナルでバンドを始めてから行くようになりましたね。
Q7. 初めてバンドを組んだのはいつごろでどんなバンドでしたか?またバンド遍歴を教えて下さい。
A. 長くなるので、、、ゆるーく読んでください。
中学の時からエレキギターを買って一人で練習していたのですが、初めてバンドを組んだのは、高校生の時にL'Arc~en~Cielやhideのコピーバンドをやっていたのが一番最初です!バンドをやればモテる!とおもって始めました(笑)
その後は、コピーバンド(METALLICAなどのHR/HM)と先輩がやっていたバンドのサポートを経て、 18歳くらいから自分のオリジナルバンドをやりたいなーと思うようになりました。
その当時(20年前くらい)はMxPxやBlink182といったバンドにハマっていて、そんな感じのバンドがしたいなーと思っていたのですが、そんな折に、ネットのメン募で、ボーカル希望のAvril Lavigne好きな女の子がメンバー募集をしていたので応募してみました(笑)その募集で集まってきたのは、私とRancid好きのヤンキーのベースの二人だけで、それぞれ1曲持ち寄ってまずはコピーしようとなったのですが、全然盛り上がらず自然と消滅。。。ちなみにRancid好きのヤンキーは、今もThe Nerdy Jugheadsで一緒にやっているベースのRSなのですが、当時の彼のバンドへの情熱やバイタリティはすごく、彼に巻き込まれる形でオリジナルバンドを始めたので、彼と出会ってなかったらきっとバンドやれていなかったんだろうなーと思います。
オリジナルバンドってやるの難しいなーと半ばあきらめていましたのですが、 RSのおかげでドラムがなんとか見つかって、その後ボーカルも見つかりようやくバンド始めれる体制に! このバンドは色々ひどいバンドだったので名前は伏せませすが、 1曲めが「白豚」という曲で始まり、最後は「黒豚」という曲でしめるというバンドでした(笑この時に出会った友達も多く、今でも繋がりがある人が多いのはすごく財産になっています。
【初めてのオリジナルバンド】
